第4章図形と方程式
デカルト(Descartes)が発見した最大級のアイデアは,「平面上の点は,$x$座標と$y$座標という2つの数の組で表せる」というものだった.これに気づいた瞬間,図形の問題は数と式の問題に置き換えられるようになる.三角形が重なるかどうか,2直線が交わるかどうか,点がある図形の内側にあるかどうか——こうした「図形」の問いは,すべて座標という数を使った計算に翻訳できる.この「座標を使って図形を調べる」分野を座標幾何学(あるいは解析幾何学,analytic geometry)という.第3章までは,角度や辺の長さそのものを相手にしてきた(三角比・正弦定理・余弦定理).この章からは,点の「座標」を主役にする.
この章で学ぶのは,座標幾何学でもっとも基本的な4つの道具である.(1) 数直線上の2点を,与えられた比に分ける点(内分点・外分点)の座標.(2) それを平面($xy$座標)に拡張したときの公式と,三角形の重心の座標.(3) 点と直線の距離の公式.とくに(3)の公式を導く途中では,まだ正式には学んでいない「ベクトル」という道具を先取りして使う(本格的な定義と性質は第7章で学ぶ).また,導出の中に現れる「法線ベクトル」は,実は大学数学で学ぶ勾配ベクトル($\grad f$)と同じものであり,この章の最後でその橋渡しにも触れる.
- 数直線上で2点 $A(a)$,$B(b)$ を $m:n$ に内分する点・外分する点の座標公式と,比例式を使った証明
- 内分・外分の考え方を,$xy$平面上の2点に拡張する方法($x$座標・$y$座標それぞれに同じ式がそのまま使える理由)
- 三角形の重心の座標公式と,中点を経由する2通りの証明
- ベクトルの最小限の道具($\overrightarrow{PQ}$,大きさ,和,実数倍)と,「内積が0なら垂直」という判定条件の証明
- 直線 $ax+by+c=0$ の法線ベクトルが $\vec n=(a,b)$ であることの証明
- 点と直線の距離の公式 $d=\dfrac{|ax_1+by_1+c|}{\sqrt{a^2+b^2}}$ の完全な導出(絶対値を最後まで正しく残す)
- 大学数学へのプレビュー:偏微分 $\pdiff{f}{x}$ と勾配ベクトル $\grad f$ が法線ベクトルの正体であること
もとにしたノート:望月泰英『数学ノート 高校数学』 pp. 11–12.
注:4.2節前半(平面上の内分点・外分点の公式そのものの導出)と4.3節冒頭のベクトルの最小限の道具は,ノートのpp. 11–12には無い内容だが,(3)の重心の公式と(4)の距離の公式を無理なく理解するための橋渡しとして追加した.
4.1 数直線上の内分点・外分点
まずは一番単純な場合,すなわち数直線(1本の座標軸)の上で考える.中学数学で習った比例式($a:b=c:d$ は「$a$対$b$は$c$対$d$に等しい」という意味で,$ad=bc$(外側の項の積=内側の項の積,いわゆる「外項の積は内項の積に等しい」)が成り立つ)を使うだけで,座標の公式が導ける.
定義4.1 内分点
数直線上の2点 $A(a)$,$B(b)$($a\lt b$ とする)に対して,線分$AB$上の点 $P(x)$ が
$$ AP:PB = m:n \qquad (m\gt0,\ n\gt0) $$を満たすとき,$P$は線分$AB$を $m:n$ に内分(internally divide)するといい,$P$を線分$AB$の内分点という.とくに $m=n$($1:1$)のときの内分点を線分$AB$の中点(midpoint)という.
公式4.1 数直線上の内分点
数直線上の2点 $A(a)$,$B(b)$ を $m:n$ に内分する点 $P(x)$ の座標は,
$$ \begin{equation} x=\frac{na+mb}{m+n} \label{eq:4-internal-1d} \end{equation} $$である.
公式4.1の証明
$P$は線分$AB$上にあり $a\lt x\lt b$ だから,$AP=x-a$,$PB=b-x$ はどちらも正の数である(座標の差がそのまま長さになる).定義より $AP:PB=m:n$ だから,
$$ m:n = AP:PB = (x-a):(b-x) $$比例式 $m:n=(x-a):(b-x)$ に外項・内項の関係 $ad=bc$($a,b,c,d$ の順に $m,n,(x-a),(b-x)$ を当てる)を使うと,
$$ n(x-a) = m(b-x) $$となる.両辺を展開すると(分配法則 $n(x-a)=nx-na$,$m(b-x)=mb-mx$ を使う),
$$ nx-na = mb-mx $$$x$を含む項を左辺に,定数項を右辺に移項すると,
$$ nx+mx = na+mb $$左辺を$x$でくくると,
$$ (n+m)x = na+mb $$両辺を $m+n$($m,n\gt0$ だから $m+n\neq0$)で割ると,
$$ x = \frac{na+mb}{m+n} \qquad \therefore\ P\left(\frac{na+mb}{m+n}\right) $$(証明終わり)
次に,線分の外側に取った点についても同じ考え方を使ってみよう.
定義4.2 外分点
数直線上の2点 $A(a)$,$B(b)$($a\lt b$ とする)に対して,直線$AB$上(線分$AB$の外側)の点 $Q(x)$ が
$$ QA:QB = m:n \qquad (m\gt0,\ n\gt0,\ m\neq n) $$を満たすとき,$Q$は線分$AB$を $m:n$ に外分(externally divide)するといい,$Q$を線分$AB$の外分点という.
イメージ:外分点はどちら側にできるか
$m\gt n$($Q$から見て$A$の方が「遠い」比率)のときは,$Q$は$B$よりさらに外側(線分$AB$を$B$の方向へ延長した先)にできる.逆に $m\lt n$ のときは,$Q$は$A$よりさらに外側($A$の方向への延長線上)にできる.図4.2は $m\gt n$ の場合($A,B,Q$ がこの順に並ぶ)を描いたものである.
公式4.2 数直線上の外分点
数直線上の2点 $A(a)$,$B(b)$ を $m:n$($m\neq n$)に外分する点 $Q(x)$ の座標は,
$$ \begin{equation} x=\frac{-na+mb}{m-n} \label{eq:4-external-1d} \end{equation} $$である.
公式4.2の証明
図4.2のように $m\gt n$ の場合で示す($m\lt n$ の場合も同様である).このとき $A,B,Q$ がこの順に並ぶので,$QA=x-a$,$QB=x-b$ はどちらも正の数である.定義より $QA:QB=m:n$ だから,
$$ m:n = QA:QB = (x-a):(x-b) $$外項・内項の関係を使うと,
$$ m(x-b) = n(x-a) $$両辺を展開すると,
$$ mx-mb = nx-na $$$x$を含む項を左辺に,定数項を右辺に移項すると,
$$ mx-nx = mb-na $$左辺を$x$でくくると,
$$ (m-n)x = -na+mb $$ここで $m\neq n$ だから $m-n\neq0$ であり,両辺を $m-n$ で割ってよい.
$$ x = \frac{-na+mb}{m-n} \qquad \therefore\ Q\left(\frac{-na+mb}{m-n}\right) $$(証明終わり)
注意:なぜ $m=n$ のとき外分点は定義できないのか
公式4.2の分母は $m-n$ であり,$m=n$ のときは $0$ で割ることになってしまう.これは計算上の偶然ではない.$m=n$($1:1$)で外分するとは,「$Q$から$A$までの距離と$Q$から$B$までの距離が等しく,しかも$Q$は線分$AB$の外側にある」点を探すことだが,$A,B$から等距離にある点は(数直線上では)$A,B$の中点しかなく,それは外側ではなく内側の点である.外側に等距離の点は存在しないため,$m=n$ のときの外分点は定義できない(演習4.6で確かめる).
例題4.1 内分点の計算
数直線上の2点 $A(-3)$,$B(9)$ を $2:1$ に内分する点 $P$ の座標を求めよ.
解答 公式4.1(式\eqref{eq:4-internal-1d})で $a=-3$,$b=9$,$m=2$,$n=1$ とすると,
$$ x = \frac{na+mb}{m+n} = \frac{1\times(-3)+2\times9}{2+1} = \frac{-3+18}{3} = \frac{15}{3} = 5 $$よって $P(5)$ である.
例題4.2 外分点の計算
数直線上の2点 $A(-3)$,$B(9)$ を $3:1$ に外分する点 $Q$ の座標を求めよ.
解答 公式4.2(式\eqref{eq:4-external-1d})で $a=-3$,$b=9$,$m=3$,$n=1$ とすると($m\neq n$ なので公式が使える),
$$ x = \frac{-na+mb}{m-n} = \frac{-1\times(-3)+3\times9}{3-1} = \frac{3+27}{2} = \frac{30}{2} = 15 $$よって $Q(15)$ である.$m=3\gt n=1$ なので,イメージ(本文参照)の通り,$Q$は$B(9)$よりもさらに右側($15\gt9$)にできている.
4.2 平面上の内分点・外分点と三角形の重心
4.1節では,数直線という「1本の軸」の上で内分点・外分点を考えた.$xy$平面上の点は座標が2つ($x$座標と$y$座標)あるが,実は同じ式がそのまま,$x$座標にも$y$座標にも独立に使える.なぜなら,4.1節の証明で使った道具は「比例式」と「座標の差が長さになること」だけであり,これは$x$座標だけの世界にも$y$座標だけの世界にも,まったく同じ形で成り立つからである.
なぜ$x$座標・$y$座標に独立に同じ式が使えるのか
平面上の2点 $A(x_1,y_1)$,$B(x_2,y_2)$ を $m:n$ に内分する点を $P(x,y)$ とする.$P$は線分$AB$上にあるので,$A$から$P$までの道のりは,線分$AB$全体のちょうど $\dfrac{m}{m+n}$ 倍である($AP:PB=m:n$ より $AP:AB=m:(m+n)$ だから).そこで $s=\dfrac{m}{m+n}$ とおくと,
$$ P = A+s\,(B-A) = (1-s)A+sB $$が成り立つ(「$A$から出発して,$B$へ向かう向きに全体の$s$倍だけ進んだ点」という意味で,$x$座標・$y$座標のどちらでも同時に成り立つ関係である).ここで使った「点の和」「点の実数倍」は,$x$座標・$y$座標をそれぞれ独立に計算する略記($x=(1-s)x_1+sx_2$,$y=(1-s)y_1+sy_2$ をまとめて書いたもの)にすぎず,その正式な取り扱いは,4.3節冒頭で導入する最小限のベクトルの道具,および第7章で学ぶベクトルの特別な場合として正当化される.$1-s=\dfrac{n}{m+n}$ に注意して座標ごとに書き下すと,
$$ x = (1-s)x_1+sx_2 = \frac{n}{m+n}x_1+\frac{m}{m+n}x_2 = \frac{nx_1+mx_2}{m+n} $$となり,$y$座標についても同じ式
$$ y = \frac{ny_1+my_2}{m+n} $$が成り立つ.どちらも4.1節の公式4.1と全く同じ形($a,b$を$x_1,x_2$または$y_1,y_2$に置き換えただけ)になっていることに注目してほしい.
(証明終わり)
図でも確かめておこう.$A,P,B$ から$x$軸へ下ろした垂線の足を $A',P',B'$ とすると,$A'P':P'B'$ の比は,元の $AP:PB$ の比とまったく同じ $m:n$ になる($y$軸への垂線の足についても同様).これは,垂線を下ろす操作が「$x$座標だけを取り出す($y$座標を無視する)」操作にほかならず,線分上を比 $m:n$ に分ける点は,その$x$座標だけを見ても$m:n$に分ける点になっているからである.
公式4.3 平面上の内分点・外分点
平面上の2点 $A(x_1,y_1)$,$B(x_2,y_2)$ を $m:n$ に内分する点 $P$,外分する点 $Q$($m\neq n$)の座標は,それぞれ
$$ \begin{equation} P\left(\frac{nx_1+mx_2}{m+n},\ \frac{ny_1+my_2}{m+n}\right),\qquad Q\left(\frac{-nx_1+mx_2}{m-n},\ \frac{-ny_1+my_2}{m-n}\right) \label{eq:4-plane-internal-external} \end{equation} $$である($x$座標・$y$座標のそれぞれに,公式4.1・公式4.2をそのまま適用すればよい).とくに中点($1:1$の内分点)は $M\left(\dfrac{x_1+x_2}{2},\dfrac{y_1+y_2}{2}\right)$ である.
この平面版の内分点公式を使うと,(3)三角形の重心の座標公式が導ける.重心そのものの定義と,「重心は各中線を$2:1$に内分する」という性質は第2章2.2節(三角形の五心(1)——重心・中線定理・垂心)で学んだので,ここではその性質を使って座標を計算する.
公式4.4 三角形の重心の座標
3点 $A(x_1,y_1)$,$B(x_2,y_2)$,$C(x_3,y_3)$ を頂点とする$\triangle ABC$の重心$G$の座標は,
$$ \begin{equation} G\left(\frac{x_1+x_2+x_3}{3},\ \frac{y_1+y_2+y_3}{3}\right) \label{eq:4-centroid} \end{equation} $$である.
公式4.4の証明
辺$BC$の中点を$M$,辺$CA$の中点を$N$とする.公式4.3の中点の式より,
$$ M\left(\frac{x_2+x_3}{2},\frac{y_2+y_3}{2}\right),\qquad N\left(\frac{x_3+x_1}{2},\frac{y_3+y_1}{2}\right) $$である.重心$G$は中線$AM$上にあり,$AG:GM=2:1$ に内分する点である(第2章の性質)から,公式4.3で $A(x_1,y_1)$,$M\left(\frac{x_2+x_3}{2},\frac{y_2+y_3}{2}\right)$,$m:n=2:1$ として内分点の座標を計算すればよい.公式4.3の分子 $nx_1+mx_2$ にあたる部分は,$1$番目の点($A$)の係数が$n=1$,$2$番目の点($M$)の係数が$m=2$になることに注意すると,
$$ G\left(\frac{1\times x_1+\dfrac{x_2+x_3}{2}\times2}{2+1},\ \frac{1\times y_1+\dfrac{y_2+y_3}{2}\times2}{2+1}\right) $$となる.分子の第2項は $\dfrac{x_2+x_3}{2}\times2=x_2+x_3$($2$倍すると分母の$2$が消える)と簡単になるので,
$$ G\left(\frac{x_1+(x_2+x_3)}{3},\ \frac{y_1+(y_2+y_3)}{3}\right) = \left(\frac{x_1+x_2+x_3}{3},\ \frac{y_1+y_2+y_3}{3}\right) $$を得る.中線$BN$を使って計算しても($BG:GN=2:1$ に内分する点として),同じ結果になることは演習4.3で確かめられる.
(証明終わり)
イメージ:重心は「平均」の座標
公式4.4の右辺は,3つの頂点の$x$座標の平均,$y$座標の平均になっている.重心が「3頂点の座標の単純平均」で求まるというのは覚えやすく,かつ物理的にも自然な結果である(3つの質点に同じ重さのおもりを置いたときの重心=バランスが取れる点と一致する).
例題4.3 平面上の内分点・外分点の計算
2点 $A(-3,2)$,$B(5,-4)$ を $3:1$ に内分する点,外分する点の座標をそれぞれ求めよ.
解答 公式4.3(式\eqref{eq:4-plane-internal-external})で $x_1=-3,y_1=2,x_2=5,y_2=-4$,$m=3,n=1$ とする.内分点$P$は,
$$ P\left(\frac{1\times(-3)+3\times5}{3+1},\ \frac{1\times2+3\times(-4)}{3+1}\right) = \left(\frac{-3+15}{4},\ \frac{2-12}{4}\right) = \left(\frac{12}{4},\ \frac{-10}{4}\right) = \left(3,\ -\frac{5}{2}\right) $$外分点$Q$($m\neq n$ なので定義できる)は,
$$ Q\left(\frac{-1\times(-3)+3\times5}{3-1},\ \frac{-1\times2+3\times(-4)}{3-1}\right) = \left(\frac{3+15}{2},\ \frac{-2-12}{2}\right) = \left(\frac{18}{2},\ \frac{-14}{2}\right) = (9,\ -7) $$よって $P\left(3,-\dfrac{5}{2}\right)$,$Q(9,-7)$ である.
例題4.4 重心の計算(2通りの検算)
3点 $A(1,8)$,$B(-2,-1)$,$C(7,2)$ を頂点とする三角形の重心$G$の座標を,(i) 公式4.4,(ii) 辺$BC$の中点$M$を経由する$2:1$内分の2通りで求め,一致することを確かめよ.
解答 (i) 公式4.4(式\eqref{eq:4-centroid})より,
$$ G\left(\frac{1+(-2)+7}{3},\ \frac{8+(-1)+2}{3}\right) = \left(\frac{6}{3},\ \frac{9}{3}\right) = (2,\ 3) $$(ii) 辺$BC$の中点は $M\left(\dfrac{-2+7}{2},\dfrac{-1+2}{2}\right)=\left(\dfrac{5}{2},\dfrac{1}{2}\right)$.$G$は中線$AM$を$AG:GM=2:1$に内分する点だから,公式4.3($m=2,n=1$)より,
$$ G\left(\frac{1\times1+2\times\frac{5}{2}}{2+1},\ \frac{1\times8+2\times\frac{1}{2}}{2+1}\right) = \left(\frac{1+5}{3},\ \frac{8+1}{3}\right) = \left(\frac{6}{3},\ \frac{9}{3}\right) = (2,\ 3) $$(i)と(ii)はどちらも $G(2,3)$ となり一致する.
4.3 点と直線の距離
直線の方程式は,$y=(\text{傾き})x+(\text{切片})$ の形(傾き・切片形)でおなじみだろう.しかしこの形では,$y$軸に平行な直線(傾きが定義できない)を表せないという弱点がある.そこで,$x,y$の1次式が$0$に等しいという一般形
$$ ax+by+c=0 \qquad ((a,b)\neq(0,0)) $$を使う.$b\neq0$ のときは $y=-\dfrac{a}{b}x-\dfrac{c}{b}$ と変形でき傾き$-\frac{a}{b}$の直線になり,$b=0$($a\neq0$)のときは $x=-\dfrac{c}{a}$($y$軸に平行な直線)になる.$(a,b)\neq(0,0)$ という条件は,$a=b=0$ だと方程式が $c=0$ という「直線ではない式」になってしまうのを避けるためである.この節では,点 $P(x_1,y_1)$ と直線 $\ell:ax+by+c=0$ の距離$d$を求める公式を,ベクトルという道具を使って導く.
数学ノート:この節で使う最小限のベクトルの道具(本格的な定義は第7章)
ベクトルの正式な定義・性質は第7章で学ぶが,ここでは点と直線の距離を導くのに必要な分だけを先取りする.
- 矢印としてのベクトル:点$P$から点$H$へまっすぐ向かう「向きと大きさを持った量」を $\overrightarrow{PH}$ と書き,$H$の座標から$P$の座標を引いた組(成分表示)で表す:$H(x_2,y_2)$,$P(x_1,y_1)$ なら $\overrightarrow{PH}=(x_2-x_1,\ y_2-y_1)$.
- 大きさ:$\overrightarrow{PH}=(p,q)$ の大きさ(長さ)を $|\overrightarrow{PH}|=\sqrt{p^2+q^2}$ と書く(三平方の定理による2点間の距離そのものである).
- 和:矢印を継ぎ足す操作を和という.出発点と終点だけに注目すればよく,$\overrightarrow{OP}+\overrightarrow{PH}=\overrightarrow{OH}$($O\to P\to H$ と進むのは,$O\to H$ と直接進むのと同じ)が成り立つ.成分でも $(p_1,q_1)+(p_2,q_2)=(p_1+p_2,q_1+q_2)$ とそのまま足せる.
- 実数倍:実数$t$に対して $t\,\vec n=(tn_1,tn_2)$($\vec n=(n_1,n_2)$)と定め,$t\gt0$なら$\vec n$と同じ向きに$t$倍,$t\lt0$なら逆向きに$|t|$倍に伸び縮みする.大きさについては $|t\vec n|=|t|\,|\vec n|$ が成り立つ(各成分が$t$倍されるので,大きさの定義の根号の中が$t^2$倍になり,根号の外に$|t|$が出る).
最後に,2つのベクトルが垂直であることを成分だけで判定する方法を用意する.$\vec u=(u_1,u_2)$,$\vec v=(v_1,v_2)$(ともに $\vec 0$ でない)に対して,$u_1v_1+u_2v_2$ を$\vec u$と$\vec v$の内積(inner product)といい,$\vec u\cdot\vec v$ と書く.
なぜ「内積が0」で垂直と判定できるのか
原点$O$を始点とする2つのベクトル $\vec u=\overrightarrow{OA}=(u_1,u_2)$,$\vec v=\overrightarrow{OB}=(v_1,v_2)$ を考える.$\triangle OAB$ において,辺$AB$に対応するベクトルは $\overrightarrow{AB}=\vec v-\vec u=(v_1-u_1,v_2-u_2)$ だから,
$$ AB^2 = (v_1-u_1)^2+(v_2-u_2)^2 = (u_1^2+u_2^2)+(v_1^2+v_2^2)-2(u_1v_1+u_2v_2) = OA^2+OB^2-2(\vec u\cdot\vec v) $$(2乗を展開し,$u_1^2+u_2^2=OA^2$,$v_1^2+v_2^2=OB^2$ の部分と,交差項 $-2u_1v_1-2u_2v_2=-2(\vec u\cdot\vec v)$ の部分に分けて整理した).三平方の定理の逆(3辺の長さが $AB^2=OA^2+OB^2$ を満たす三角形は,$\angle AOB=90°$の直角三角形である)により,$\angle AOB=90°$,すなわち $\vec u\perp\vec v$ であることと,$AB^2=OA^2+OB^2$ であることは同値である.上の式と見比べれば,これはちょうど $\vec u\cdot\vec v=0$ の場合にほかならない.よって,
$$ \vec u\perp\vec v \iff \vec u\cdot\vec v=u_1v_1+u_2v_2=0 $$(証明終わり)
この判定条件から,もう1つ道具を作っておく.固定したベクトル $\vec d=(d_1,d_2)\neq\vec0$ に垂直なベクトル $\vec v=(v_1,v_2)$ をすべて求めると,$d_1v_1+d_2v_2=0$ を満たす$(v_1,v_2)$は,実数$t$を使って $\vec v=t(d_2,-d_1)$ の形にかぎられる($d_1\neq0$なら$v_1=-\frac{d_2}{d_1}v_2$と表せるので $\vec v=\frac{v_2}{d_1}(-d_2,d_1)=-\frac{v_2}{d_1}(d_2,-d_1)$,$d_1=0$なら$d_2\neq0$で$v_2=0$となり$\vec v=v_1(1,0)$で$(d_2,-d_1)=(d_2,0)$の実数倍になっている).つまり,あるベクトルに垂直なベクトルどうしは,互いに実数倍(平行)になっている.
定義4.3 法線ベクトル
直線$\ell$の方向ベクトル($\ell$上の異なる2点を結んでできるベクトル)に垂直な,$\vec0$でないベクトルを,直線$\ell$の法線ベクトル(normal vector)という.
公式4.5 直線 $ax+by+c=0$ の法線ベクトル
直線 $\ell:ax+by+c=0$ の法線ベクトルの1つは,
$$ \vec n=(a,b) $$である.
公式4.5の証明
$\ell$上の異なる2点を $P_1(x_1,y_1)$,$P_2(x_2,y_2)$ とすると,どちらも$\ell$の方程式を満たすから,
$$ ax_1+by_1+c=0,\qquad ax_2+by_2+c=0 $$である.辺々を引く(下の式から上の式を引く)と,定数項$c$が消えて,
$$ a(x_2-x_1)+b(y_2-y_1)=0 $$となる.$\overrightarrow{P_1P_2}=(x_2-x_1,y_2-y_1)$ は$\ell$の方向ベクトルであり,上の式はちょうど $\vec n\cdot\overrightarrow{P_1P_2}=0$($\vec n=(a,b)$ との内積が$0$)という形をしている.先ほどの判定条件より,これは $\vec n\perp\overrightarrow{P_1P_2}$ を意味する.よって $\vec n=(a,b)$ は$\ell$の法線ベクトルである.
(証明終わり)
注意:法線ベクトルの正体は勾配ベクトル
直線$\ell:ax+by+c=0$ の左辺を,2変数関数 $f(x,y)=ax+by+c$ とみなそう.大学の微分積分学では,$f$を$x$だけの関数とみて($y$を定数のように扱って)微分したものを偏微分(partial derivative)といい $\pdiff{f}{x}$(パーシャル・ディー・エフ・パーシャル・ディー・エックス,「$f$の$x$についての偏微分」)と書く.$f=ax+by+c$ を$x$で偏微分すると($by+c$の部分は$x$を含まないので定数として消え,$ax$を$x$で微分した$a$だけが残り)$\pdiff{f}{x}=a$,同様に $\pdiff{f}{y}=b$ である.この2つを組にした
$$ \grad f = \left(\pdiff{f}{x},\ \pdiff{f}{y}\right) = (a,b) $$を$f$の勾配ベクトル(gradient,グラディエント)という.$\grad f$は,記号$\nabla$(ナブラ,nabla)を使って$\nabla f$と書かれることも多い(図4.6の矢印のラベルはこの$\nabla f$の記法を用いている).公式4.5は,まさに「直線$ax+by+c=0$の法線ベクトルは$\grad f$に等しい」と言っているのである.偏微分・勾配ベクトルの本格的な扱いは大学数学(スカラー場・ベクトル場と勾配の章)で学ぶが,「関数の値が最も急に増える向きを指すベクトルが,その関数の等高線($f=$一定の直線や曲線)に垂直である」という事実は,図4.6で直感的に確かめられる.
準備が整ったので,点と直線の距離を求めよう.
公式4.6の証明(点と直線の距離)
直線 $\ell:ax+by+c=0$ と,点 $P(x_1,y_1)$ を考える.$P$から$\ell$に下ろした垂線の足を$H$とすると,点$P$と直線$\ell$の距離$d$は,ベクトル$\overrightarrow{PH}$の大きさで表される:
$$ d = |\overrightarrow{PH}| $$ここで $\vec n=(a,b)$ とおくと,公式4.5より$\vec n$は$\ell$の法線ベクトルである.$\overrightarrow{PH}$は($H$が垂線の足だから)$\ell$の方向ベクトルに垂直であり,$\vec n$も$\ell$の方向ベクトルに垂直だから,2つとも同じベクトルに垂直である.ベクトルの道具(本節冒頭)で確かめたとおり,あるベクトルに垂直なベクトルどうしは互いに実数倍だから,
$$ \overrightarrow{PH}=t\,\vec n $$を満たす実数$t$が必ず存在する.また,ベクトルの和の関係 $\overrightarrow{OP}+\overrightarrow{PH}=\overrightarrow{OH}$ から,$H$の位置ベクトルは $\overrightarrow{OH}=\overrightarrow{OP}+t\vec n=(x_1+ta,\ y_1+tb)$ となるので,$H$の座標は
$$ H(x_1+ta,\ y_1+tb) $$である.点$H$は直線$\ell$上の点でもあるから,$\ell$の方程式 $ax+by+c=0$ に $x=x_1+ta$,$y=y_1+tb$ を代入しても成り立つ.
$$ a(x_1+ta)+b(y_1+tb)+c=0 $$左辺を展開して$t$について整理すると($a\cdot ta=a^2t$,$b\cdot tb=b^2t$ をまとめて $t(a^2+b^2)$ とし,$t$を含まない項をまとめる),
$$ t(a^2+b^2)+(ax_1+by_1+c)=0 $$$(a,b)\neq(0,0)$ より $a^2+b^2\neq0$ だから,両辺を$a^2+b^2$で割って$t$について解くと,
$$ t = -\frac{ax_1+by_1+c}{a^2+b^2} $$を得る.ここで,$\overrightarrow{PH}=t\vec n$ の大きさを取ると(ベクトルの道具の「実数倍」の性質 $|t\vec n|=|t|\,|\vec n|$ より),
$$ d = |\overrightarrow{PH}| = |t|\cdot|\vec n| = \left|-\frac{ax_1+by_1+c}{a^2+b^2}\right|\cdot\sqrt{a^2+b^2} $$である.絶対値の中の$-1$倍は外に出しても符号(つねに正)を変えないから $\left|-\dfrac{ax_1+by_1+c}{a^2+b^2}\right|=\dfrac{|ax_1+by_1+c|}{a^2+b^2}$ となり(分母の$a^2+b^2$はつねに正なので絶対値の外に出せる),
$$ d = \frac{|ax_1+by_1+c|}{a^2+b^2}\cdot\sqrt{a^2+b^2} $$となる.最後に,$a^2+b^2=\sqrt{a^2+b^2}\cdot\sqrt{a^2+b^2}$($a^2+b^2\gt0$ の平方根を2つ掛け合わせれば元に戻る)と書き直すと,分母の$\sqrt{a^2+b^2}$の一方が右側の$\sqrt{a^2+b^2}$と約分され,絶対値の記号はそのまま生き残って,
$$ d = \frac{|ax_1+by_1+c|}{\sqrt{a^2+b^2}\cdot\sqrt{a^2+b^2}}\cdot\sqrt{a^2+b^2} = \frac{|ax_1+by_1+c|}{\sqrt{a^2+b^2}} $$を得る.
(証明終わり)
公式4.6 点と直線の距離
点 $P(x_1,y_1)$ と直線 $\ell:ax+by+c=0$ の距離$d$は,
$$ \begin{equation} d=\frac{|ax_1+by_1+c|}{\sqrt{a^2+b^2}} \label{eq:4-point-line-distance} \end{equation} $$である.分子に絶対値が付いていることに注意しよう——距離はつねに$0$以上の量だから,$ax_1+by_1+c$ の符号にかかわらず$d\ge0$でなければならない.
注意:点$P$が直線$\ell$上にあるとき
もし$P$が$\ell$上にあれば,$H=P$(垂線の足は$P$自身)で $\overrightarrow{PH}=\vec0$,つまり $t=0$ になる.このとき $ax_1+by_1+c=0$($P$が$\ell$の方程式を満たす)なので,公式4.6は $d=\dfrac{|0|}{\sqrt{a^2+b^2}}=0$ を返す.距離$0$は「$P$は$\ell$上にある」ことと自然に対応しており,場合分けをしなくても公式がそのまま正しく機能する.
応用:等高線・等電位面と勾配ベクトル
図4.6の「$f=ax+by+c$ の値が一定な直線(等高線)に,勾配ベクトルが垂直に交わる」という構図は,材料科学でもいたるところに現れる.たとえば温度分布$T(x,y)$の等温線には熱の流れが垂直に交わり(熱は温度勾配$\grad T$の向きに流れる),電位$V(x,y)$の等電位線には電場が垂直に交わる(電場は $-\grad V$ の向きを向く).この章で学んだ「直線の法線ベクトル$=(a,b)$」は,こうした勾配ベクトルが等高線に垂直になるという一般法則の,もっとも簡単な(直線という)場合にすぎない.
例題4.5 点と直線の距離の基本計算
点 $(2,-1)$ と直線 $3x-4y+5=0$ の距離を求めよ.
解答 公式4.6(式\eqref{eq:4-point-line-distance})で $x_1=2,y_1=-1,a=3,b=-4,c=5$ とすると,
$$ d = \frac{|3\times2-4\times(-1)+5|}{\sqrt{3^2+(-4)^2}} = \frac{|6+4+5|}{\sqrt{9+16}} = \frac{15}{\sqrt{25}} = \frac{15}{5} = 3 $$よって距離は $3$ である.
例題4.6 点と直線の距離の応用——三角形の面積
3点 $A(0,0)$,$B(6,0)$,$C(2,4)$ を頂点とする三角形について,辺$BC$を底辺とみたときの高さ($A$から直線$BC$までの距離)を公式4.6で求め,それを使って三角形の面積を求めよ.また,座標を使った面積公式(シューレース公式)で計算した面積と一致することを確かめよ.
解答 まず直線$BC$の方程式を求める.$B(6,0)$,$C(2,4)$ を通る直線の方向ベクトルは $\overrightarrow{BC}=(2-6,4-0)=(-4,4)$ で,これに垂直な法線ベクトルの候補として $\vec n=(4,4)$ を取る($(4,4)\cdot(-4,4)=-16+16=0$ で確かに垂直).直線の方程式は $4(x-6)+4(y-0)=0$,すなわち
$$ 4x+4y-24=0 \quad\Longleftrightarrow\quad x+y-6=0 $$(両辺を$4$で割って簡単にした)である.$B,C$の座標を代入して確認すると,$6+0-6=0$,$2+4-6=0$ でどちらも成り立つ.公式4.6より,$A(0,0)$ から直線 $x+y-6=0$($a=1,b=1,c=-6$)までの距離(=高さ)は,
$$ h = \frac{|1\times0+1\times0-6|}{\sqrt{1^2+1^2}} = \frac{6}{\sqrt2} = 3\sqrt2 $$底辺の長さは $BC=\sqrt{(2-6)^2+(4-0)^2}=\sqrt{16+16}=\sqrt{32}=4\sqrt2$ であるから,三角形の面積は,
$$ S = \frac12\times BC\times h = \frac12\times4\sqrt2\times3\sqrt2 = \frac12\times12\times2 = 12 $$一方,シューレース公式(座標から直接面積を求める公式)では,
$$ S = \frac12\left|x_A(y_B-y_C)+x_B(y_C-y_A)+x_C(y_A-y_B)\right| = \frac12|0\times(0-4)+6\times(4-0)+2\times(0-0)| = \frac12|24| = 12 $$となり,どちらの方法でも $S=12$ と一致する.
4.4 まとめと演習
4.4.1 まとめ
- 数直線上の2点 $A(a)$,$B(b)$ を $m:n$ に内分する点,外分する点($m\neq n$)の座標は,比例式(外項の積=内項の積)から導ける.
- 内分・外分の式は,$x$座標にも$y$座標にも独立にそのまま使える(垂線の足を考えれば,比が保たれることが分かる).これを使うと,平面上の内分点・外分点の公式が得られる.
- 三角形の重心$G$の座標は,各中線を$2:1$に内分する(第2章の性質)ことと,平面上の内分点の公式を組み合わせて導ける.結果は3頂点の座標の平均になる.
- ベクトルの最小限の道具($\overrightarrow{PQ}$,大きさ,和,実数倍,内積 $u_1v_1+u_2v_2$)を使うと,2つのベクトルが垂直であることを成分だけで判定できる:$\vec u\cdot\vec v=0\iff\vec u\perp\vec v$.
- 直線 $ax+by+c=0$ の法線ベクトルは $\vec n=(a,b)$ である.これは大学数学の勾配ベクトル $\grad f=\left(\pdiff{f}{x},\pdiff{f}{y}\right)$($f=ax+by+c$)と同じものである.
- 点$P(x_1,y_1)$と直線$ax+by+c=0$の距離の公式は,垂線の足$H$を $\overrightarrow{PH}=t\vec n$ とおいて$t$を求め,$d=|t|\,|\vec n|$ を計算することで導ける.最後まで絶対値を落とさないことが肝心である.
4.4.2 演習問題
演習4.1 数直線上の内分点・外分点
数直線上の2点 $A(-4)$,$B(6)$ を $3:2$ に内分する点$P$,外分する点$Q$の座標をそれぞれ求めよ.
ヒント:公式4.1・公式4.2に $a=-4,b=6,m=3,n=2$ を代入する.
演習4.2 平面上の内分点・外分点
2点 $A(2,5)$,$B(8,-1)$ を $2:3$ に内分する点,外分する点をそれぞれ求めよ.
ヒント:公式4.3に $x_1=2,y_1=5,x_2=8,y_2=-1,m=2,n=3$ を代入する.外分点の分母は $m-n=-1$ になることに注意.
演習4.3 三角形の重心
3点 $A(2,-1)$,$B(5,4)$,$C(-4,3)$ を頂点とする三角形の重心$G$の座標を求めよ.さらに,例題4.4にならって,辺$CA$の中点$N$を経由する$2:1$内分でも計算し,同じ答えになることを確かめよ.
ヒント:公式4.4をそのまま使うのが(i).$N=\dfrac{C+A}{2}$ を求めてから$BG:GN=2:1$を使うのが(ii).
演習4.4 点と直線の距離(基本)
点 $(0,0)$ と直線 $5x-12y+26=0$ の距離を求めよ.
ヒント:$3$-$4$-$5$の直角三角形ならぬ「$5$-$12$-$13$」の組が$\sqrt{a^2+b^2}$の計算に現れる.
演習4.5 点と直線の距離の比較
直線 $3x+4y-12=0$ について,点 $(1,1)$ との距離と,原点 $(0,0)$ との距離をそれぞれ求めよ.また,どちらの点がこの直線に近いか答えよ.
ヒント:公式4.6を2回使うだけでよい.符号($3x+4y-12$の値の正負)にも注目すると,2点が直線のどちら側にあるかも分かる.
演習4.6 外分点の公式で $m=n$ のとき
数直線上の2点 $A(1)$,$B(5)$ を $1:1$ に外分する点を,公式4.2を使って求めようとすると何が起こるか,実際に計算して説明せよ.また,本文の注意(4.1節)で述べた幾何学的な理由も自分の言葉で説明せよ.
ヒント:公式4.2の分母 $m-n$ に $m=n=1$ を代入するとどうなるか,実際に計算してみる.
4.4.3 参考文献
- 望月泰英『数学ノート 高校数学』(手書き講義ノート).本章の底本.
- チャート研究所 編『チャート式 基礎からの数学II』数研出版.