材料科学実験(無機)の基礎実験 A1〜A3 の手順に沿って,Y2O3・BaCO3・CuO の粉から YBa2Cu3O7−δ の焼結体をつくり,液体窒素で冷やして,焼結体の上に磁石を載せて浮き方を確かめます. ①では秤量から焼結・酸素化,研磨とかさ密度,4 端子法の抵抗測定までを 1 つの試料で進め,相の変化・緻密化・酸素量 δ の出入りを内部の図と数値で追います. ②では①の試料や既製の試料を冷やし,実験テキストと同じく試料の上に磁石を載せて,ゼロ磁場冷却と磁場中冷却の違い・温めたときの変化を,磁束の図と力のグラフで確かめます. ③では YBCO 以外の超伝導体(GdBCO,Bi-2223)も含めて,同じ磁石・同じ温度での浮き方を比べます.
東京理科大学 望月研究室 / 手順・試薬の量・温度と時間は,旧東京工業大学 材料科学実験(無機材料分野)実験テキスト 2025 年版(§5,§6.1〜6.6)と実習の動画(A1〜A3)に合わせました.熱処理は大気中です(先生の指示,2026-09-25).テキストにも動画にもない値(成形に使う粉の量,エタノールの量,研磨で削る量,仮焼のあとの冷却,磁石の材質・寸法)と,動画にだけあって時間の表示がない乾式の混合の時間(3 分)は(仮)です. 合成の速度式は VEL(仮想実験室,準備中)の推定値を移したもので,実測のフィットではありません. 浮上の力は自作の教育用の模式モデルです(数値は桁の目安). 詳しい説明と出典は解説ページにあります.超伝導の原理は superconductivity-simulator.html と cooper-pair-simulator.html を参照してください. 戻る:望月研究室 Education ― 無機材料学 > 仮想実験・無機材料学の教材一覧