フーリエ級数とフーリエ変換
― 三角関数はなぜ「直交基底」なのか,そして微分方程式がなぜ割り算で解けるのか(学部 1 年生向け)
フーリエ級数は,物理でいちばんよく使う道具のひとつです.
第一原理計算では波動関数を平面波(=三角関数)で展開しますし,
熱伝導方程式や波動方程式は,解を波の重ね合わせで書くことで解けてしまいます.
ところが講義では「係数はこう」という公式だけが天下り式に出てきて,
なぜそれで係数が取り出せるのかが置き去りになりがちです.
この文書はベクトルの内積から始めます.
高校で習った が分かっていれば,
最後の Thomas–Fermi 遮蔽まで,途中でつまずくところはひとつもありません.
この文書のあらすじ
① ベクトルの成分は,基底との内積を取れば出てくる.
他の成分は「直交しているから」勝手に消える.
② 関数どうしにも内積 を決めてやる.
③ すると,波数のちがう三角関数はたがいに直交していた.
だから同じ手口で係数が取り出せる.
④ 微分は を掛けるだけになる.
だから微分方程式は割り算で解ける.
⑤ その実例が Thomas–Fermi 遮蔽.
1. まず,ベクトルの成分の取り出し方
3 次元の単位ベクトル を考えます.これらは
(1)
という性質を持っています.これを正規直交といいます.
「正規」は長さが 1,「直交」はたがいに 90°,という意味です.
さて,あるベクトルを
と書いたとき,
第 1 成分 だけを取り出したいとします.どうしますか.
との内積を取ればよいのでした.
(2)
これがすべての出発点です
直交しているおかげで,欲しい成分だけが生き残り,他は全部 0 になって消えます.
「基底で展開する」ことに意味があるのは,この一点にかかっています.
フーリエ級数がやっているのは,これと 1 ミリも違わないことです.
違うのは「ベクトル」が「関数」に,「内積」が「積分」に変わるだけ.
以下,それを 1 段ずつ確かめます.
2. 関数どうしの「内積」を決める
ベクトルの内積は「成分どうしを掛けて,全部足す」でした.
(3)
では関数はどうでしょう.区間 を N 等分して,各点での値を並べてみます.
―― これは
N 次元のベクトルそのものです.
だから内積は .
ここで N → ∞ とするのですが,このまま足していくと項の数がいくらでも増えてしまいます.
そこで刻み幅 を掛けてから極限を取ります.
これが区分求積法で, は積分に化けて
(4)
これが関数の内積です(講義ノート (6)).
長さ(ノルム)も,ベクトルとまったく同じように決めます.
(5)
関数はベクトルです
ここが最初の山ですが,言っていることは単純です.
関数を「各点の値を並べた,成分が無限個あるベクトル」だと思う.
そう思えば,内積も長さも角度も,全部そのまま持ち込めます.
講義ノートの「内積とノルムって,ベクトルと似ている!」は,まさにこのことです.
ついでに Schwarz の不等式 も,ベクトルの がそのまま移ったものです.
3. 三角関数どうしの内積を,実際に計算する
区間は に取ります.
講義ノート (1)〜(5) の計算を,ひとつずつたどりましょう.
使う道具は,積を和に直す公式と半角の公式だけです.
(a) 1 本だけの積分
(6)
を使っただけです.
同じように ( のとき).
波は上と下で同じだけ振れるので,1 周期ぶん足すと 0 になる ―― それだけのことです.
(b) sin と cos の積
積を和に直す公式 を使えば,
右辺はどちらも (a) の形なので
(7)
もっと速い見方
は奇関数, は偶関数.
奇 × 偶 = 奇ですから,原点について対称な区間で積分すれば必ず 0 です.
講義ノートの「別証」がこれです.計算しなくても分かります.
(c) cos どうし,sin どうしの積
ここだけ, かどうかで話が変わります.
まず のとき.積を和に直すと
.
はどちらも 0 でない整数なので,(a) からどちらも 0.
ところが だと,
になって
―― 0 になりません.
半角の公式で書けば
(8)
についても, でまったく同じ.まとめると:
(9)
(1) の と,見比べてください
形がまったく同じです.
ちがうのは,内積が 0 でないときの値が 1 ではなく π だという点だけ.
つまり三角関数は「長さが の直交基底」だったのです.
なお のときは で,
.
この 1 本だけ長さが で,他と違います.
あとで だけ 1/2π になるのは,これが理由です.
( は中身が空なので,基底には数えません.)
4. だから,三角関数は直交基底
講義ノート (8) の例をそのまま見ましょう.
(10)
(9) から,この 3 本はたがいに直交しています.
| ⟨·, sin x⟩ | ⟨·, sin 3x⟩ | ⟨·, sin 5x⟩ |
| sin x | π | 0 | 0 |
| sin 3x | 0 | π | 0 |
| sin 5x | 0 | 0 | π |
ですから,この 3 本を軸だと思えば
,
.
これは3 次元ベクトル とまったく同じ構造です.
講義ノートの図 1.1 が描いていたのは,これです.
波数がちがえば,直交している
波数のちがう三角関数は,たがいに 90° を向いている.
だから足し合わせても混ざらず,あとから 1 本ずつ取り出せます.
ちがうのは,軸が無限本あるということだけ ――
,,,… と,いくらでも続きます.
無限次元の直交座標系を張っているわけです.
5. 係数の取り出し方 ―― (2) と同じ手口
ここまで来れば,あとは一本道です.周期 2π の関数を
(11)
と書けたとします. だけを取り出したい.
(2) と同じで, との内積を取ります.
つまり両辺に を掛けて,−π から π まで積分します.
(12)
第 2 項は (7) からいつでも 0(ここは とします. は基底の長さだけが違うので,すぐ下で別に書きます).第 1 項も (9) から の 1 つだけを残して全部 0.
ほしい成分だけが生き残りました.だから
(13)
だけ 1/2π なのは,なぜか
の基底は という「平らな関数」.
その長さの 2 乗は で,他の基底の π ではなく2πです.
割る数がその長さの 2 乗ですから, だけ 1/2π になります.
特別なルールではなく,この 1 本だけ長さが違うというだけのことです.
ちなみに は の平均の高さそのものです.
教科書によっては と書きますが,中身は同じです.
図 1:係数が「取り出される」ところ.
上は f(x) と cos mx(または sin mx),下はその積です.
積の面積(緑と赤の差し引き)が,そのまま π am(sin を選べば π bm,m = 0 のときは 2π a0)になります.
m を動かしてみてください.ほとんどの m では緑と赤が打ち消して 0 になり,
中身のある m でだけ値が残ります ―― これが (12) の計算そのものです.
6. ak, bk は「波の本数」ごとの重み
は, のあいだにちょうど k 回振動する波です.
波長でいえば .
| k | 2π のあいだの波の本数 | 波長 λ | 担当する構造 |
| 0 | 0(平ら) | — | f の平均の高さ |
| 1 | 1 本 | 2π | いちばん大まかな形 |
| 2 | 2 本 | π | 左右の非対称など |
| 10 | 10 本 | π/5 | 細かい起伏 |
| 100 | 100 本 | π/50 | 角・跳びのようなごく細かい構造 |
だから「スペクトル」を見れば,関数の性格が分かります
k が大きい係数まで大きいまま残っている関数は,細かい構造を持っている.
逆に,なめらかな関数は k が大きくなるとすぐ係数が小さくなります.
実際,係数の落ち方はなめらかさで決まります.
跳びがあると ,
折れ目(1 階微分が跳ぶ)だと ,
何度でも微分できる関数なら,どんな冪よりも速く(解析的な関数なら指数関数的に)落ちます.
シミュレーターのタブ ① で,矩形波(跳び)と三角波(折れ目)のスペクトルを見比べてみてください.
跳びのそばだけは,いつまでも直りません ―― Gibbs 現象
ただし,係数が小さくなっていくことと,足した波がきれいに重なることとは別の話です.
矩形波やのこぎり波のように跳びのある関数では,
N をどれだけ増やしても,跳びのすぐそばに行きすぎが残ります.
行きすぎる幅は N とともに狭くなっていくのに,
高さは跳びの約 8.95 % のまま減りません.これが Gibbs 現象です.
部分和は,跳びの点をのぞけばどの点でも に近づいています(各点収束).
それでも行きすぎが消えないのは,近づき方が場所によってそろわないから
―― つまり一様収束ではないからです.
シミュレーターのタブ ① で矩形波を選び,N を 10 → 30 → 60 と上げながら,
跳びのきわだけを見ていてください.山は細くなるのに,背は縮みません.
第一原理計算の「カットオフエネルギー」
平面波基底の計算では,波動関数を の重ね合わせで表し,
までの波数を使います.
カットオフを上げる=細かい波まで使うということ.
原子核のすぐそばで波動関数が急に変わるので,そこを表すには細かい波が要るのです.
擬ポテンシャル(pseudopotential)が「核のそばをなめらかにならす」道具なのは,
係数の落ち方を速くして,必要な波の本数を減らすためです.
分けても「長さ」は失われません ―― Parseval の等式
直交する軸に分けただけですから,(5) で決めた長さは係数の側でも数えられます.
―― これが Parseval の等式です.3 次元で
だったのと,まったく同じことです.
と の違いは,(9) で見た基底の長さの違いそのもの.
係数の 2 乗が,そのモードの「取り分」だと読めます.
シミュレーターのタブ ① には「Parseval の和」と「‖f‖²(本当の値)」が並べて出ているので,
N を増やすと前者が後者に近づいていくのを数字で追えます.
7. 周期 2L へ,そして複素形へ
周期が 2π でなく 2L のときは, と置き換えるだけです(講義ノート (12)).
(14)
さらに Euler の公式 を使って,cos と sin をまとめてしまいます.
では ,. では .こう置けば
(15)
なぜ複素数にするのか
cos と sin の 2 本立てが,1 本にまとまります.
そのかわり k が負まで走るようになりますが,式はずっと見やすくなります.
そして次の節で見るように,微分がきれいな形になるのが最大の利点です.
実の関数なら なので,情報は失われていません.
8. フーリエ変換 ―― 周期を無限に大きくする
(15) で L → ∞ にしてみましょう.
波数は というとびとびの値でしたが,その間隔
が 0 に近づくので,
k は連続な変数になり,和は積分に変わります.結果だけ書くと
(16)
上がフーリエ変換,下が逆フーリエ変換です.
やっていることは (13) とまったく同じ ――
との内積を取って,
波数 k の成分を取り出しているだけです.
いよいよ本題:微分が掛け算になる
を x で微分すると,どうなりますか.
(17)
形が変わらず,数が 1 つ掛かるだけです.
だからフーリエ変換したあとの世界では
(18)
いちばん身近な例 ―― 熱伝導方程式と波動方程式
はじめの形を と波に分けておけば,
(17) から は各モードで
というただの数に変わります.
だから熱伝導方程式 は,波 1 本ごとに
というただの常微分方程式に分かれ,
と解けてしまいます.
肩に が乗っているので,k の大きい(細かい)波ほど速く消えます.
でこぼこが先にならされて,大まかな形だけがゆっくり崩れていくのは,これが理由です.
波動方程式 でも手順は同じで,
―― 単振動の式です.はじめの速さを 0 に取れば
で,
こちらは消えずに,いつまでも行ったり来たりします.
偏微分方程式が「波ごとの,ばらばらの常微分方程式」に分かれる ――
シミュレーターのタブ ③ で見ているのは,これです.
これがフーリエ変換のいちばんの効き目です
微分方程式が,ただの代数方程式になります.
微分が「割り算のできる数」に化けるので,
「解く」という作業が「割る」という作業に変わるのです.
手順はいつも 3 段です.
① フーリエ変換する ② 割り算する ③ 逆フーリエ変換して実空間に戻す.
次の節で,この 3 段をひとつ最後まで通します.
9. Thomas–Fermi 遮蔽 ―― 3 段の手順を最後まで
(a) 何を考えているのか
金属の中には,伝導電子が海のように詰まっています.
そこへ点電荷 q を 1 つ放り込むと,何が起きるでしょうか.
真空中なら答えは Coulomb ポテンシャル です.これは Poisson 方程式
(19)
の解です(Gauss 単位系).ところが金属の中では,
まわりの電子が寄ってきて,この電荷を打ち消しにかかります.
これを遮蔽(screening)といいます.
(b) 電子はどれだけ寄ってくるか
なら,その近くでは電子の位置エネルギーが
だけ下がります(電子の電荷は −e).
すると,そこはエネルギー的に「お得な場所」になるので,電子が集まってきます.
どれだけ集まるか.金属では Fermi 準位 がどこでも同じ高さでなければなりません
(でないと電子が流れてしまいます).
底が だけ下がって Fermi 準位が動かないのですから,
そのぶん詰まる電子が増えます.増えた数は
「1 eV あたりに入れる席の数」×「下がった量」,つまり
(20)
ここで は状態密度(単位体積・単位エネルギーあたりの状態数)です.
電子 1 個の電荷は −e ですから,増えた電荷(誘起電荷)は
(21)
符号を,日本語で確かめておきましょう
正の電荷を置いた()→ 電子が集まる →
そこは負に帯電する().
(21) の右辺にマイナスが付いているのは,そういうことです.
置いた電荷を打ち消す向きに応答する ―― これが遮蔽の中身です.
(c) 方程式を立てる
Poisson 方程式の右辺には,全部の電荷を入れなければなりません.
置いた点電荷と,寄ってきた電子の両方です.
(22)
ここで
と置きました.
(22) の下の式が,解くべき方程式です.
Poisson 方程式に という項が 1 つ増えただけ ――
しかし が両辺にいるので,真空のときのようには解けません.
(d) ① フーリエ変換する
ここでフーリエ変換の出番です.(18) から .
また,デルタ関数のフーリエ変換は
―― ただの 1 です.
ですから (22) は
(23)
微分がどこにもありません.ただの 1 次方程式です.
(e) ② 割り算する
(24)
これだけです
偏微分方程式を解く作業が,割り算 1 回で終わりました.
(遮蔽なし)と置けば で,これは Coulomb ポテンシャル のフーリエ変換です.
は,k → 0 での発散を止める働きをしています.
実空間で「遠くまで届かない」ということが,k 空間では「小さい k で発散しない」に対応します.
(f) ③ 逆フーリエ変換して,実空間に戻る
は の向きによらない( だけの関数)ので,角度の積分が先にできます.
を使うと
(25)
あとは という積分公式を使えば
(26)
積分公式が気持ち悪いという人へ ―― 答えを代入して確かめましょう
(26) が本当に (22) を満たすことは,公式を知らなくても確かめられます.
球対称なら でしたから, では
.
つまり が で成り立っています.
そして では → 1 なので ,
つまり原点のふるまいは裸の Coulomb と同じ.
から,右辺のデルタ関数もぴったり出てきます.これで証明は完結です.
10. 答えを読む ―― 遮蔽長はどれくらいか
(26) は湯川型(Yukawa)のポテンシャルとよばれる形です.
が遮蔽長 で,
これより遠くではポテンシャルが指数関数的に消えます.
自由電子ガスでは なので,
と を入れると
(27)
ここで は電子 1 個あたりの半径をボーア半径で測ったもの.
小さいほど電子が濃いことになります.まとめると
.
| 金属 | rs | kTF [1/aB] | 遮蔽長 λ [aB] | 同じものを Å で |
| Al(アルミニウム) | 2.07 | 1.086 | 0.920 | 0.487 |
| Mg(マグネシウム) | 2.66 | 0.958 | 1.043 | 0.552 |
| Cu(銅) | 2.67 | 0.957 | 1.045 | 0.553 |
| Na(ナトリウム) | 3.93 | 0.789 | 1.268 | 0.671 |
| K(カリウム) | 4.86 | 0.709 | 1.410 | 0.746 |
0.5 Å ―― 原子 1 個ぶんも離れれば,電荷は見えない
金属の原子間距離は 2〜3 Å ですから,遮蔽長 0.5 Å というのは
隣の原子まで届かないということです.
だから金属の中では,イオンどうしが長距離の Coulomb 力を及ぼし合いません
(イオンはどれも正電荷ですから,裸の Coulomb 力なら反発です).
「金属では電子が自由に動き回れる」「イオンは硬い球のように振る舞う」
という描像が使えるのは,この遮蔽のおかげです.
ただし遮蔽が消すのは長距離の部分だけで,短距離には電子が仲立ちする相互作用が残ります.
金属の凝集エネルギーや弾性が,イオン結晶とはまるで違う性格を持つ理由でもあります.
正直なところ ―― Thomas–Fermi は近似です
(21) で「電子の応答は φ に比例する」と置きました.
これはφ がゆっくり変わることを暗に仮定しています(線形応答かつ長波長近似).
もっと丁寧にやると(Lindhard 関数),
で微妙な折れ目が現れ,実空間では というゆっくり減る振動が残ります.
これが Friedel 振動で,STM で実際に見えます.
それでも「遮蔽長は 1 Å に満たず,原子間距離 2〜3 Å よりずっと短い」という結論は変わりません.
11. もうひとつの応用 ―― 力定数とフォノン
第一原理計算でフォノン(格子振動)を求めるときにも,
フーリエ変換と逆フーリエ変換の往復が使われます.
ここは望月研でも日常的に走らせている計算そのものです.
結晶の中で原子を少し動かしたとき,他の原子が受ける力の効き方を
力定数(force constants,実質は Hessian 行列)といいます.
です.
これをフーリエ変換したものが動力学行列で,
(28)
この を対角化すると,固有値が になります
(対角化のシミュレーター ③で
2 個の質点の場合を見られます).
なぜ「行って,戻る」のか ―― フーリエ内挿
第一原理計算では,粗いメッシュ(たとえば 4×4×4)の上の でしか
を計算できません.計算量が大きすぎるからです.
そこで ① いったん逆フーリエ変換して実空間の にします.
力定数は遠い原子ほど小さいので, が大きいところは無視できます.
つまり,有限個の さえあれば十分.
② その を,こんどは好きな でフーリエ変換すれば,メッシュに乗っていない q でも が作れます.
フォノンの分散曲線がなめらかな線として描けるのは,この往復のおかげです.
これをフーリエ内挿(Fourier interpolation)といいます.
同じ発想が,あちこちにあります
・平面波基底:運動エネルギー が というただの数になり,行列が対角になる.
・Ewald 和:長距離の Coulomb 和を,実空間と k 空間に分けて両方で速く収束させる.
・Poisson 方程式の求解: ―― 毎ステップこの割り算をしています.
・畳み込み定理:実空間の畳み込みが,k 空間ではただの掛け算になる.
12. まとめ
- ベクトルの成分は,基底との内積で取り出せる.他は直交していて消えるから.
- 関数にも内積 を決めれば,関数はベクトルになる.
- 三角関数は,波数がちがえば内積が 0 ―― 直交基底だった.
同じものどうしなら π(ただし だけ 2π).
- だから は を掛けて積分するだけで取り出せる..
- , は「2π のあいだに k 本入る波」の重み.なめらかな関数ほど,k が大きい係数が速く小さくなる.
- 周期を無限に大きくするとフーリエ変換になり,微分が を掛けるだけになる.
- だから微分方程式は割り算で解ける.① 変換 ② 割る ③ 逆変換の 3 段.
- その実例が Thomas–Fermi 遮蔽. を逆変換して .アルミニウムなら遮蔽長は 0.49 Å.
- フォノン計算のフーリエ内挿も,平面波基底も,Ewald 和も,根は全部同じ.